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床暖房がされた床に MORTEX® コーティングを施工できますか?
はい、床暖房の仕上げに使用できます。他のタイプの仕上げ材についても言えることですが、下地と温度の影響について適切に準備、対応する必要があります。
下地
モルタルで熱源を埋めるタイプの施工では、スラブとなるモルタルが乾燥し、清潔な状態でなければなりません(www.bealinternational.comで閲覧可能なテクニカルデータシート参照)。また暖房器具は施工4日前から消した状態にしてください。
下地が様々な他の素材で構成され、継ぎ目があり、且つ安定していない場合(タイルや木パネルなど)、それぞれの下地の表面張力の違いから生じる膨張収縮の動きを可能な限り抑え込み、剪断されることを避ける対策をとる必要があります。その際、下記の対策が考えられます。
• 継ぎ目となる部分に強化材、あるいはネットを貼る
• テクニカルレイヤー一層目の膜内全面に強化材を伏せ込む
• コーナー(入隅、出隅)にモルタルに接着する専用強化マットを貼る
• 下地表面全体に、下地と塗材の接着を解離させ動きを吸収する膜を張る温度
通常の床暖房の温度は、最大で28-30度に設定されています。
MORTEX® が完全に乾燥してから(最低7日間の養生)、48時間で2、3度づつ温度が上がるように温度設定をし暖房をつけてください。一度消して、改めて暖房をつける際にも、常に48時間で2-3度温度上昇するようご使用ください。