CAPILASIL®
CAPILASIL®は、壁やファサードに使用する無色透明の撥水剤で、表面に付着する水滴や、床下の地面から上昇する湿気から壁面や床を保護するために開発された製品のラインアップです。
湿気の問題に対処する撥水剤 CAPILASIL®
壁やファサードを撥水剤 CAPILASIL®の製品ラインアップで防湿処理すると、乾燥した衛生環境の良い構造が作り出せ、お客様の望むアイデアで改築工事を自由に検討し、安心して作業をスタートさせすることができます。
撥水剤CAPILASIL®を使用する利点
外壁を、打ち付けるような強雨から守ります。
凍害を防ぎ、引き起こされるひび割れのリスクを低減します。
壁を呼吸(蒸気交換)させ、室内の結露発生を抑制します。
乾燥した壁は断熱効率が良いため、光熱費を大幅に節約します。
コケやカビの発生や、白華現象を抑制します。
ファサードの外観をきれい清潔に保ちます。
壁の表面からの浸水
壁を構成するほぼあらゆる多孔質下地(目地も含めて)に対処できるように開発、製造されています。
CAPILASIL®によって壁面が加工された後も、優れた水蒸気の透過性を保ちながら防水性を確保します。
レンガ、コンクリート、石材、木材など、撥水剤加工を施す壁の材質に応じて、CAPILASIL®シリーズの中から適切な製品をお選びいただけます。
含浸による表面保護
施工法
撥水剤CAPILASIL®を壁の表面に加工します。下から上に向かって、ポンプにつけた小口ホースでかけ流しするか、或いは大きめの刷毛を使って塗り付けながら簡単に施工ができます。
ほぼ全ての施工において、2回塗りの施工を推奨します。その際、1回目の液体が完全に乾燥する前に2回目を塗布します(フレッシュ・オン・フレッシュと呼ばれる施工法)。1回目に塗布したものを2回目でより深く浸透させ、製品の最大限の効果を生み出す方法です。
浸透が深く、使用量が多いほど、効果が持続します。
ファサードでの使用には10年保証を付けています(条件をご覧参照ください)。
特徴
ラインアップされたそれぞれの CAPILASIL®製品の成分は、下地の材質や多孔質性によって配合を調整されています。
弊社のチームスタッフは、ファサードやテラスにおける衛生工事や湿気の対処作業で、現場の状況に応じた最適な解決策をご提案いたします。
C.S.T.C.による表面撥水試験(レポートHD-340/133-83)が実施された製品。
荷姿、パッケージ
撥水剤CAPILASIL®のすべての製品は、5リットル入および25リットル入のものをご用意しています。
消費量は下地の多孔質の度合いにより、1m²あたり0,2~0,5リットルです。
特殊な工事についても、担当が誠心誠意アドバイスさせていただきます。お気軽にご相談ください。
壁を伝って上昇する湿気
このタイプの湿気の問題は、「毛細管現象」による吸水から引き起こされています。
毛細管の径が細い場合、湿気が伝播するスピードは遅くなりますが、管の内部にかかる圧力は反比例して強くなり、水分が壁を伝う領域も高く、広くなります。場合によっては2mほどの高さに達するケースもあります。逆に径が太い場合、湿気が伝播するスピードが早まりますが、管内の圧力は弱まり、一般的に80cmから1m程度の高さまでしか湿気は到達しません。
CAPILASIL® 撥水剤は、壁内部に注入する方法でも施工ができ、壁下部に湿気が登り広がることを防ぐバリアを設けます。水性と溶剤性を2種類ご用意し、地面から登ってくる湿気に対し壁を常に乾燥させ保護する役割を担います。
注入による壁内部の 処置
施工法
この方法による撥水剤CAPILASIL® の施工は、厳格に定められ方法で、ポンプを使った注入によって行われます(ポンプのレンタルを弊社で行なっています)。
40年以上前に撥水剤CAPILASIL® が注入された壁面に行われた試験結果によって、地面より上昇する湿気から現在でも保護効果があり、今後も持続されることが証明されました。弊社のテクニカルデータシートに則った施工法によって注入された製品は、あなたの建物を長期間にわたり保護し続けます。
特徴
撥水剤CAPILASIL®ソリューションズの各種製品には、水性と溶剤性があり、いずれもシロキサンオリゴマーと数種類の高濃度活性成分から作られています。この製品は疏水性で、硝酸塩などの有害な塩が壁に多く含まれている状態でも、硬化剤とともに深く侵入し、効率良く活性化します。
また木下地の壁面への湿気対策についても、含浸による施工法での解決策をご用意しています。
荷姿、パッケージ
CAPILASIL®溶液は、5リットル入りと25リットル入りの容器のものをご用意しています。注入による施工の際の消費量は、1m²の面積で、深さ10cmの場合、1,5~2リットルです。
よくある質問
湿気でお困りですか?お任せください。
私たちにお気軽に ご相談下さい。
- 撥水剤CAPILASIL®のもたらすことのできる解決策について、様々なご質問にお答えします。
- あなたの現場状況に即した適切な仕様をアドバイスを致します。
- スキルの高い施工者が仕事を請け負う環境を整えるため、施工者には事前に訓練を行うよう推奨しています。
ショールームにお越しください
是非弊社にご来店いただき、ファサードやテラスの撥水加工、床下の地面から上昇する湿気対策に最適な製品をご覧ください。
スタッフが誠心誠意ご案内し、アドバイス致します。
あなたも次回の講習会に参加しませんか?
CAPILASIL®の製品シリーズについて学び、スキルの高い優れた施工者になりましょう。
お知らせ
よりエコロジカルに、より使いやすくなった新しい袋状のパッケージ
よりエコロジカルに、より使いやすくなった新しい袋状のパッケージ "製造から最終処分に至るまでの全てのプロセス、つまり使用、保管、輸送を通した製品のライフサイクルすべてを考慮し、パッケージの考案段階ではグローバルな必要性と視点をその指標としました。" それらの試行錯誤のステップを経て、 より使いやすく、よりエコロジカルな Mortex® コーティングと Bealstone® の液体関連製品、汚れ防止剤、プライマー、補填剤の新しいパッケージデザインに辿り着きました。 いままでの硬質プラスチックの容器は、少しづつ環境にやさしく、使いやすい袋状のものへと置き換えられます。 建築建設界の分野では初めての試みで、弊社は液体製品用の袋状のパッケージを提案提供する唯一の会社です。 まもなく販売される1リットル、5リットル、6リットル入りの革新的な袋状容器をぜひお試しください。
アーティスティックなコラボレーションの核となるMORTEX®ソリューション
The Concrete Table Co.とBarbara Coxがカラフルなデザインピースの限定版を発表 ベルギーの2人のデザイナーが家具とアートの境界を超えたコラボレーションを行い、センセーションを巻き起こしました。 [caption id="attachment_61041" align="aligncenter" width="700"] Credits: ©Sébastien Van de Walle, Barbara Cox, The...
春の湿気対策で、快適な夏を迎えましょう
春の湿気対策で、快適な夏を迎えましょう 冬の間は、どうしても建物の湿気の問題はついつい後回しにしがち。春になって天候が暖かくなると、家の修繕を始めたくなりますね!湿気対策の工事を始めるのに最適な季節です。壁のシミ、しつこい臭い、塗装の剥がれなど、 多くは湿気が起因しており、根本的な原因究明、対処が求められます。 壁に偏在する湿気の原因を究明 湿気は様々な経路で、建物内に侵入します。最も一般的な原因は以下のものです。 毛細管現象:建物基礎部に防水層が設けられていないと、毛細管現象により、土壌の水分が多孔質の素材でできた壁面内部を徐々に上昇します。老朽化した建物で特に顕著に見られる現象です。 外部からかかる水の浸入:雨水が壁の亀裂や損傷した継ぎ目から浸入します。 結露:空気中の過剰な湿気と換気の不備が原因で、カビの発生や躯体の劣化を引き起こします。 これらの原因の中でも、毛細管現象による水分の侵入は、特に発見、原因究明が困難です。この現象に長期間晒された建物は、構造的な劣化が引き起こされるため、迅速な対応が重要です。 なぜ春が湿気対策に適しているのでしょうか? 冬の寒さは壁内に湿気を滞留させやすく、通気性を悪くし、一般的に工事を難しくします。一方、夏の暑さは、時に材料の急速な乾燥や、まばらな硬化の原因となります。それに比べ、春の穏やかな気候は寒暖差が少なく、工事に最適です。 壁をつくる材料の適度な乾燥と硬化:寒暖差が小さい環境条件の下で左官作業を行えば、適度で段階的な湿気の蒸発もたらされ、材料の急激な乾燥や硬化不良が起きません。 より良い換気で湿度を抑える:窓を開けただけで、余分な湿気が取り除かれ、結露の発生が防げます。 夏の到来に備える:冬場に壁に蔓延していた水分が、夏の暑さによって急激に蒸発し、様々な問題を発生、悪化させることがあります。春に湿気対策をきちんとしておけば、快適かつ清潔な室内で暑さを乗り切れます。 地面から壁を伝って上がってくる厄介な湿気。効果的な対処法。 毛細管現象による湿気上昇が、壁の劣化を引き起こしている場合、最も効果的な解決策は、疎水性の製品を壁に注入し、防水バリアを壁内部に形成することです。躯体の通気性を保ちながら湿気の上昇を抑えます。 工事を開始する前に、次の点に注意することをお勧めします。 正確な診断を行う:どこに問題があるか調べ、その場所の湿度レベルを測定し、原因を明らかにします。...