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保護剤(ニス)を塗ったにも関わらず、MORTEX® コーティングに汚れがついた際、どのように取り除くことができますか?
ニスを塗ったMORTEX®コーテイングに汚れや染みがついたとしたら、引っ掻く傷や衝撃によってニスの膜が破断したか、あるいはテクニカルデータシートに記載されている施工法を遵守せず施工されたかのいずれかの可能性が非常に高いです。原因を追求されたい方は、F&Q「MORTEX®製品に汚れたついた原因はどのようなもので、如何に防げますか?」をご参照ください。
吸水性の高い紙などの素材で、毛細管現象を用い、染みの成分をある程度吸い取れる可能性もあります(F&Q「毛細管現象による洗浄法」を参照)。
もし、上記の洗浄方法で納得のいく結果が得られなかった場合、ダイヤモンド製の研磨機器でニスの膜を削り取るしか方法はありません。ニスを完全に除去したのち、さらにMORTEX®の膜に染み付いた汚れも一緒に取り除き、新たなMORTEX®の膜で綺麗に表面を整えます。その際、MORTEX COLOR 2-F2を仕上げに使用すると、より肌理の細かい面を簡易につくれ、ニスを塗る際の作業事故(穴の発生)も軽減されます。
MORTEX® コーティングを十分乾燥させた後(養生時間については www.bealinternational.com で閲覧できるテクニカルデータシートを参照)、選んだ汚れ防止材を施工法を遵守しつつ塗り付けます。
注記:浴室、シャワー室などの水場での使用で防水性能が必要な際、削り取られて膜厚の薄くなった部分には、新たにMORTEX COLOR 2-Nを塗りつけて十分な膜厚を確保する必要があります。(F&Q「MORTEX®のシステム化された塗り方には、それぞれどのような違いがありますか?」を参照